令和6年6月11日、豊川市議会第2回定例会が開かれ、様々な問題が議論されました。
中でも八木月子議員は、稲荷公園の駐車場整備を求めました。市民の利用向上を図るための重要なポイントとして、駐車場の整備が挙げられました。八木氏は、稲荷公園が地域で親しまれている一方で、駐車場がないため利用者が減少している現状を指摘しました。
市の都市整備部長・山本英樹氏は、都市公園法に基づく駐車場設置の方針について説明を行いました。特に、近隣公園や地区公園の駐車場整備については、個別に検討が必要との見解を示しました。さらに、現在の稲荷公園は老朽化した施設が多く、まずは施設の改善が必要であると強調しました。
八木氏は、赤塚山公園のイベント開催時には駐車場が不足し、臨時駐車場の確保が行われていることを指摘しました。この問題は、市内の公園全体に共通する課題であるとされます。
また、奥澤和行議員は、本市の財政状況について質問し、財政健全化と地域の未来に向けた方策を求めました。財務部長の八木敏光氏は、地域の人口減少や少子高齢化の進行などの厳しい現状を踏まえ、財政運営の重要性を訴えました。
彼は、将来的な大型建設事業に対して、合併特例債の活用による財源確保や経常経費の見直しにより、財政健全化を目指していくと説明しました。市は、住民サービスを維持するために必要な投資を継続して行う必要があり、その上で過度な負担を残さないように慎重に取り組む意向を示しました。
市長の竹本幸夫氏は、市民サービスを維持しつつ、将来的な財政的な負担を考慮し、収支の均衡を図ることを約束しました。新しい政策の方向性として、「元気なとよかわ」を掲げ、住民と行政の関係をより強固にし、豊川市の発展に努めると述べました。