令和3年豊川市議会第1回定例会が2月24日に開会された。
同議会では、令和3年度の予算案を中心に多くの議論が行われた。特に、一般会計予算に関する内容が注目を集めている。予算は663億2,000万円で、前年より3.1%増。市長の竹本幸夫氏は、「市民生活の支援及び地域経済の活性化に努める」と述べ、想定される市税収入の減少を乗り越えるための施策を説明した。
外国人住民の増加に伴い、ごみの適正処理や市民サービスの向上を図る方針も示された。具体的には、交通安全施策や消防力強化に関する政策が進められることになる。
福祉部門では、新型コロナウイルス感染症への対応策が重要な課題として浮上。桑野研吾福祉部長は、特別定額給付金の支給や医療体制の強化を進めていると報告。医療機関への支援が引き続き必要であるとの認識が強調された。
教育部門では、学校環境の改善やICT教育の充実が進められる。原田潔教育部長は、新たな学習支援ソフトウェアを導入し、児童の学習環境を整備する考えを述べた。また、地域の文化振興やスポーツ振興も重要だとし、多彩な施策を明示した。