令和2年3月4日、豊川市議会にて開催された第1回定例会の中で、様々な議題が挙げられ, 活発な議論が行われた。特に、教育委員会や福祉部からの報告が注目される。
まず、教育現場においては、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、自主登校教室の開設が発表された。全ての小学校で、開設期間は3月4日から24日までで、午前8時30分から午後3時までの間、約1,093人の児童が参加した。この施策は、共働きや独り親の家庭の児童を支える重要な取り組みであり、日常学習を継続的に行うための環境が整えられるものである。
次に、放課後児童健全育成事業については、平成27年度に法制化されてからの経緯が説明され、特に3歳未満児の受け入れが難しい状況が取り上げられた。現在、本市では44クラブが設置されており、受け入れ児童数が年々増加しているため、クラブの拡充が求められている。また、国の補助金を利用して民間保育所を支援する施策についても触れられ、処遇改善が進んでいることが報告された。
交通安全対策は、特に国府駅前交差点において重要なテーマとなった。地域住民および教育関係者からの要望を受け、市と県、国が一体となり安全対策を進めることが確認された。特に未就学児に対する交通安全の確保が重視されており、様々な対策案が議論された。
特に、横断歩道橋または地下道の設置については、長期的に検討を進めることが決定され、市民の要望に基づいた具体的な行動が期待される。次回以降の会議において継続的に議論される予定であり、関係機関と連携を取りながら、住民が安心して通行できる環境の整備が進められる見込みである。