令和6年8月30日、豊川市議会において第3回定例会が開かれ、道路維持管理についての一般質問が行われた。議長の柴田輝明氏が進行する中、早川喬俊議員が道路管理の概要や舗装の整備状況ならびに市道市田八幡線に関する問題を取り上げた。
早川議員は、豊川市が管理する市道の延長について質問をし、建設部長の山本勝巳氏は総延長が1,708.3キロメートルであり、1級市道、2級市道、その他に分類し、それぞれの延長を回答した。この中で特に、1級市道は主要な交通網を構成しているが、その舗装状況について議員は懸念を示し、劣化した市道の舗装修繕について具体的な見解を求めた。
山本建設部長は、舗装の維持管理業務には日常と計画的な活動があり、日常パトロールや草刈り業務、定期的な委託業務を通じて市道の状態を把握していることを述べた。また、特に舗装の穴埋めや亀裂注入などの簡易修繕はAIパトロール等、様々な手段を利用して実施されていると語った。
さらに、舗装修繕については、特に通行量が多く、傷みがひどい部分の修繕が優先されることを強調し、次期の予算について詳しく説明した。早川議員は、その際に使用される財源の確保についても問うた。
また、早川議員は市道市田八幡線の舗装修繕については、特に大きな車両が通行するため、振動や騒音の問題も発生していること指摘し、その激しい状況を改善するための対策を求めた。これに対し、建設部長は、現段階で計画的な補修が難しいことを伝えた。
この会議の中では、学校の草刈りや道路管理状況、街路樹の剪定状況についても触れられ、地域住民や環境への配慮が必要であるとされ、今後の方針に関する見解も示された。また、特に地域の草刈りに関しては、ボランティアの参加が呼びかけられた。
議論は多岐にわたり、道路維持管理や草刈り、舗装修繕の進行状況について充実した内容となった。議会は、今後も市民の安全と利便性を考慮した施策の展開を求めている。