令和4年豊川市議会第3回定例会が8月25日に開催された。議会では、予算に関する重要議案が一括して議題となり、今後の市民に対する影響も考慮しつつ活発な議論が展開されました。
特に議題となったのが、令和4年度豊川市一般会計補正予算(第4号)です。この予算案は、歳入歳出予算にそれぞれ32億6,532万円を追加する内容で、総額は736億4,350万円を超える規模となります。手塚巧朗総務部次長は、「新型コロナウイルス対策の事業費などを盛り込んでいる」と説明し、市民への生活支援と地域経済の活性化を図る意義を強調しました。
続いて、豊川市公共駐車場事業特別会計補正予算(第1号)に関する議案も承認され、こちらも非常に重要な取り組みです。歳入歳出予算に96万円を追加し、総額6,956万円となります。増田孝道都市整備部長は、「地域活性化に向けて駐車環境の整備が必要」と述べ、その意義を強調しました。
また、豊川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)についても審議が行われ、1,736万9千円を追加し、総額31億586万円になる計画が提案されました。鈴木敏彰福祉部長は高齢者医療制度の充実を図ることを訴えました。
選挙運動用自動車の使用に関する条例改正についても、従来の経費限度額を引き上げる案が議論されました。手続きの透明性確保の観点から、富田潤議員が「具体的な経費の透明性を持たせることが重要」との意見を示しました。これにより、選挙の公正性が強化される見込みです。
育児休業に関する条例改正案は、前向きな内容で職員の柔軟な働き方を支援する内容です。桑野研吾企画部長は、国家公務員制度に準じた改正を行い、育児休業を取得できる回数を増やすことで、より多くの職員が利用できるようにする方針を示しました。
一方、職員退職手当支給条例の一部改正では、非常勤職員に関する手当支給要件が緩和されます。これにより、職員の雇用促進に寄与するとともに、働きやすい環境づくりに寄与すると見込まれます。
最後に、同意を要する委員選任についても議題となり、山城純子氏と鈴木篤男氏の再選任が決定され、積極的な議論が進みました。市民からの信任を受ける形で、今後も市政の発展に寄与することでしょう。
あらためて、議会での各議案は市民の生活に深く関わっているものであり、それぞれの議案に対して議会が一丸となって臨んでいく姿勢が求められると考えられます。