令和元年12月6日に開催された豊川市議会第4回定例会では、主にマイナンバーカードの普及、地域の防災対策、保育園の充実について議員からの質問がなされた。特に、マイナンバーカードの取得促進に関する議論が多く、大場昌克議員はその普及が全国的に進んでいないことを問題視し、様々な利点を挙げながら市の取り組みを促す意見を述べた。市民部長の鈴木敏彰氏は、普及率が愛知県平均を下回ることを認めつつ、貴重な意見を受け止めて今後の推進策に努めると応じた。
防災対策については、安間寛子議員が近年の台風による被害を踏まえ、避難所の生活環境の改善の重要性を強調した。避難所の整備状況や改善計画について、防災対策監の小野功二氏は避難所間の連携や体制の見直しに言及し、引き続き市民の安全確保に努める旨を述べた。ここで、地域住民との協力も重視されている。
また、児童虐待防止については、特に教育長の高本訓久氏が言及し、地域の支援の重要性や未然防止策をあげた。さらに、健全な成長に向けた取り組みや連携の強化を図っていることを明言した。
この他にも市長の竹本幸夫氏は、今後の豊川市のビジョンとして、合併から10年が経過した現状を踏まえ、一体感の醸成や市民参加の促進を掲げている。市全体の発展を目指し、よりよい施策の実現に向けて努力していく考えを示した。
議会では、予算案や具体的な施策の議論も進められ、今後の行政運営に期待が寄せる内容となった。