令和5年9月に行われた第3回定例会では、様々な課題が議論された。
各議員から多岐にわたる質問が提出され、地域の重要な施策について意見が交わされた。主な焦点は、認知症施策や健康づくりに関する支援が挙げられた。井川 郁恵氏は、認知症施策に対する施策の充実を提案し、その重要性を強調した。
松井 俊満氏は、健康づくり支援の現状を指摘し、さらなる支援の必要性を訴えた。また、松下 和司氏は雨水浸水対策について言及し、現行の課題および今後の取り組み計画に関する質問を行った。公共施設の脱炭素化を推進するため、深谷 崇允氏は具体的な対策を求めた。
河川管理の重要性について、鈴木 佳孝氏も指摘し、豊川市内の河川の現状を改善するための施策を問うた。観光資源の魅力発信についても鈴木氏が質問し、地元経済の活性化を目指す姿勢が伺えた。他にも、林 正子氏がインボイス制度の導入について言及し、スムーズな実施に向けた対応策を迫った。
安間 寛子氏が豪雨被害を引き合いに、防災対策のさらなる改善を求め、暑さ対策として「熱中症ゼロ」に向けた取り組みも話題にされた。
この他、小中学校の学校事故や公共事業における支払い事務についての意見も出され、地域の教育環境の安全性改善にも配慮がなされた。特に、小中学校の給食費の無償化に関する動きが取り上げられ、地域農業の振興と結び付ける意見が出た。さらに、災害時の避難対応や浸水被害後の生活再建についても議論が展開された。
会議では、今後4年間での大型建設事業計画についても検討され、資材高騰や人件費の上昇といった課題に対するスケジュール見直しが必要であるとの意見があった。こうした多岐にわたる議題が活発に話し合われ、豊川市の今後の方針決定に向けた重要な基盤となることが期待される。