令和2年6月4日、豊川市議会は第2回定例会を開催した。
会期は本日から6月17日までの14日間に決定された。議事は全16件に及び、新型コロナウイルスに関連する補正予算案が中心となっている。総務部長の関原秀一氏は、令和2年度一般会計補正予算の内容について説明した。
補正予算の総額は853億7,036万7,000円であり、主に新型コロナウイルス感染症対策に対応した事業が計上されている。特に、社会福祉総務費における一時生活支援者宿泊施設の使用料や、住居確保給付費の追加が注目される。
また、豊川市職員に対する特殊勤務手当についても議論された。新型コロナウイルス感染症対策に従事する職員に対し、特別手当が支給されることとなった。これにより、業務の厳しさが認識され、適切な対応が求められる。
都市整備や消防関連の議案も審議された。音羽庁舎と音羽文化ホールの空調設備改修工事契約が承認され、快適な環境維持に向けた取り組みが進められる。また、高規格救急自動車の取得についても重要性が強調された。
その他、教育や福祉関連の条例改正も含まれ、充実した子育て支援や教育のための基準の整備が図られる。特に、保育事業の運営基準、給食費無償化事業の補助などが説明され、議員からの関心が寄せられた。
全体を通して、新型コロナウイルスの影響を考慮した施策が数多く反映され、多角的なアプローチが見られた。豊川市は市民の生活を支えるため、予算の確保や法令改正に努める姿勢を示している。