令和3年9月2日、豊川市議会第3回定例会で多くの重要な議題が議論された。
特に市民スポーツ振興については、議員たちの関心が高く、野本逸郎議員は新型コロナウイルスが影響した東京2020オリンピックによるスポーツ振興の意義を強調した。前田清彦教育部長は、スポーツが心身の健康や青少年の健全育成に寄与することを述べ、地域の交流を促進する重要性を訴えた。さらに、スポーツ振興に向けた具体的施策についても言及があり、教育・スポーツの環境づくりが進められている様子が伺えた。
また、スケートボードに関する意見が集中した。野本議員は、現在人気が高いスケートボードの専用施設設置の必要性を示し、教育部長はその社会的背景を踏まえた対応を考慮する意向を示した。これにより、高齢者や障害者も含めたすべての市民がスポーツを楽しめる環境の整備が求められている。
観光振興については、豊川市が抱える課題が多く示された。現行の観光基本計画に基づき、観光地域づくりの戦略や地域との連携が重要であるとの声が上がった。特に調査活動を通じた観光資源の発掘や、言語の多様性への対応が求められており、観光関連施策の見直しや新たなプロモーションの展開が期待されている。
環境問題に関する知識も、議会において重要なテーマであり、地球温暖化や気候変動への対応についても多くの発言があった。温室効果ガス削減は喫緊の課題とされ、さまざまな施策が検討されている。特に、清掃工場の機能の向上や省エネ対策による持続可能な社会の実現に向けた取り組みが進められており、将来の持続可能な社会に向けた行政の意識感がうかがえる内容であった。
最後に、清掃工場の議論でも、環境への配慮だけでなく、持続可能な方法によるエネルギー回収や新しい技術の導入についても言及があり、利害関係者間での協調した取り組みが求められていることがわかった。