令和5年豊川市議会第3回定例会が8月28日に開催された。
会期は9月22日までの26日間と決定された。議会では議席の一部変更や会議録署名議員の指名も行われ、議運営の整備が進められた。
会期中に扱う重要な議案として、一般会計補正予算が話題となった。財務部次長の手塚巧朗氏は、「この補正予算は、歳入歳出にそれぞれ34億5,438万3,000円を追加するもので、これにより通常の760億円近い規模となります」と説明した。
特に大きな影響を及ぼすのは、6月に発生した大雨による災害復旧費用だ。約1億6千万円の追加が必要で、交通安全対策や文化会館の修繕費用などが盛り込まれた。また、災害防止に向けた取り組みとして、交通安全施設の整備にも多くの費用が割かれる。
福祉部長の小島基氏は、健康保険特別会計補正予算についても言及し、「一般被保険者保険料還付金として1400万円を追加計上します」と説明した。これにより市民にとっても健康保険制度の重要性が再認識される。
また、重要な条例に関する改正案も審議された。例えば、個人番号の利用に関する条例の一部改正が導入され、マイナンバーカードへの一本化が進められると報告された。これらの変更は、一般市民の利便性向上へとつながる見込みだ。
他にも、教育や災害復旧に向けた予算が確保されており、特に老朽化したインフラのクイックファンドとしても利用される。この取り組みは地域の安全を強化する意味でも重要である。
会期中には、様々な報告に基づいた議論が行われ、市民の理解を深める意図が強調され続けた。特に内部統制評価に関する意見も取り上げられ、市民からの信頼を得るための努力も忘れてはならない。