令和2年9月3日、豊川市議会において、第3回定例会が開かれ、様々な議題が討論されました。
新型コロナウイルス感染症に対する一般質問では、佐藤郁恵議員がイオンモール進出計画の凍結について質問しました。
佐藤議員は、新型コロナウイルスの影響でイオンモールの業績が悪化したことから、今後の進出計画に不安が残ると強調し、現状の計画について明確な見解を求めました。これに対し、岩村彰久都市整備部長は、開店後の交通安全策について協議を行っているが、今のところ計画見直しの連絡は受けていないと述べ、イオンモールの開業は予定通り進む可能性があることを示唆しました。
また、感染症対策に関連して、学校での少人数学級推進の重要性が議論されました。教育長の高本訓久氏は、コロナ禍での基本的な感染症対策として検温や消毒の徹底を行っている旨を述べ、さらに熱中症対策についても取り組んでいると報告しました。特に、子供たちの心のケアの必要性が強調され、信頼ある教育環境の構築が求められました。
議会内では、地元の小中学校における新しい生活様式のもとでの教育についても意見が交わされ、特に保護者の理解を得るための情報提供が必要だという意見が多く聞かれました。各学校の感染症対策は、登校前の健康チェックや授業中のマスク使用に加え、手指の消毒や換気が徹底されていることが報告され、混雑を避ける工夫が模索されています。
また、教育現場の多忙化についても指摘があがり、スクールサポートスタッフの配置が進められ、教員の負担軽減に寄与しているとの説明もありました。教育部門におけるさらなる改善は、質の高い教育を提供するためには欠かせないとの意見が一致しました。
最後に、防災対策についても重要視され、指定避難所の状況や避難行動要支援者への対応が話し合われました。市はあらゆるリスクに備え、住民の安全を確保するための施策を進めているとの報告がありました。