令和6年8月27日、豊川市議会第3回定例会が開催された。
議事は、会議録署名議員の指名や会期の決定から始まり、11の議案と7つの認定決算が一括で議題に挙げられた。注目すべきは、令和6年度豊川市一般会計補正予算（第4号）の提案であり、歳入歳出予算の総額にそれぞれ33億1,135万3,000円を追加する内容が説明された。八木敏光財務部長は、補正の主な内容として、財政調整基金への積立や、地域福祉基金、そして交通安全対策の強化を挙げた。
さらに、並行して公共駐車場事業特別会計補正予算（第1号）も提案され、歳入歳出ともに4,000万円の追加が行われることが説明され、駐車場改修工事や防水工事の必要性が強調された。
福祉部長の小島基も登場し、国民健康保険特別会計補正予算（第1号）の説明を行った。こちらでは、66万円の追加が計上され、主に被保険者証の廃止による手数料の追加が目的となっている。
また、後期高齢者医療特別会計についても、2,285万円の追加が求められ、これは令和5年度の事業費確定に伴う精算分としての説明があった。次に、個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正が求められ、市民への透明性を確保する意義が記された。
この後、退隠料の年額の改定に関する複数の条例改正案も示され、家庭や地域経済を支えるための具体的な数値が提案された。
すべての議案は、一定の議論の後に投入され、特に調整や再確認のための時間が必要であることも念頭に置かれた。議会の運営と市民の信頼向上を目指し、今後の施策への展望も示された。議長の柴田輝明氏は、今後の会議や活動において市民の期待に応える姿勢を維持するよう呼びかけた。