令和元年12月5日に開催された豊川市議会第4回定例会では、市のさまざまな施策が議論された。
まず、愛知御津駅周辺のまちづくりについては、都市計画道路御津為当線の整備が重要課題として取り上げられた。松下広和議長によると、駅前広場の利用者の交通安全を確保するため、未整備部分の早急な整備が求められているという。市は用地交渉を進め、建設計画を進行中であり、数年内には整備を完了させる計画であるとした。特に南側から駅へのアクセス改善が期待されている。
次に、介護予防事業についても、福祉部から具体的な取り組みが説明された。施策の中核には介護予防事業があり、特に通いの場の設置が進んでいる。これらの事業は、参加者に対して日常生活の改善や健康増進の機会を提供し、自主的な活動を支援することに重点を置いている。整備された介護予防拠点では、地域の高齢者が集まり、健康維持に積極的に参加する姿勢が重要と指摘された。
三河港港湾計画の改訂についても議論された。特に御津ふ頭の活用と新規貨物誘致のためのボード並びに、耐震強化岸壁の設置が急務として挙げられた。現状では近隣市に比し船舶の利用が少ない状況にあり、発展的な改善が求められている。
企業誘致の取り組みや自主財源確保の状況にも注目が集まり、新たに進出した企業による雇用の増加が表れ、自治体としては経済基盤を強化する施策が進んでいるという。さらに、企業へのさまざまな優遇策や支援制度も整備されており、地域社会との連携を得るための努力がなされている。
全体として、豊川市は地域振興、施設の整備、企業支援を通じて、地域コミュニティの活性化を図る方針を示している。今後の施策が期待されるところである。