令和3年8月26日、豊川市議会第3回定例会が開会され、重要な議案が一括して審議された。議会の冒頭、堀内重佳議長が会議録署名議員として横田光正議員と八木月子議員を指名した。この後、会期は9月22日までの28日間に決定され、全体の事務内容が円滑に進行することが確認された。
この日の議題に含まれた第59号議案、令和3年度豊川市一般会計補正予算(第5号)では、歳入歳出予算の総額にそれぞれ21億808万6,000円を追加する提案が行われた。歳入面ではこの補正により、予算総額は684億5,798万2,000円に引き上げられる。この補正には、新型コロナウイルス感染症対策が盛り込まれており、加えて財政調整基金への積立金の増加が図られることが期待されている。
また、第60号議案、令和3年度豊川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)では、過大な保険料徴収についての再発防止策と、過剰徴収額の速やかな還付を行うことが強調された。桑野研吾福祉部長は、「法令解釈を誤った事務処理を行い、国民健康保険料の賦課に問題が生じた」と説明。これに対し、適切な対応策が示され、議会からも賛同が得られた。
さらに、第61号議案、令和3年度豊川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)や、その他の補正予算案も審議された。これらは、地域住民の福祉向上に資するとともに現在の医療システムの一層の整備に寄与することが見込まれる。
特に、医療関連の補正予算案には地元の医療機関への支援や医療サービスの向上が含まれ、充実した医療環境整備への期待が高まる。
この日は、議事日程に載った内容に基づき、各議案について活発な意見交換が行われたことで、議会内部の合意形成が進むことが期待される。議長より、今後も市民のための施策がスムーズに進められるよう努める旨が伝えられた。会期中は引き続き、多様な議案が審議されることとなる。