令和2年第4回尾張旭市議会定例会が開催され、各議員からさまざまな質問が行われた。本日、特に注目されたのは新型コロナウイルス感染症への対応や、ゲーム依存の予防、使用済み紙おむつの処分に関する議題である。
最初の議題では、新型コロナウイルス感染症に関する市の考え方と施策が取り上げられた。市では感染者・濃厚接触者への対応として、保健所との連携を強化し、情報の迅速な提供を行っている。健康福祉部長は「感染者に対する語られない情報が多い中、極力個人情報に配慮しつつ、行政としての透明性のある情報発信を目指している」と述べ、今後さらなる情報提供の必要性を示唆した。
また、風評被害についても議論がなされ、教育長は「学校でも生徒や保護者に対し、正しい情報を基にした啓発活動を行っている」と強調した。一方で、訴訟問題についても触れられ、消防救急デジタル無線整備事業に関する談合が発覚し、瀬戸市が訴訟を起こす事態に進展したことが報告された。消防総務課長は、今後の裁判の進捗を注視し、適切な支援を行う姿勢を表明した。
次に、ゲーム依存の予防についての質問では、現状の把握や啓発活動が求められた。教育長は、学校におけるネットトラブル防止教室や、親を対象としたオンライン講座を実施していることを説明し、保護者との連携による正しいルールの確立が必要であると述べた。このように、若者の投票率向上も課題として残り、さらなる啓発活動が期待されている。
最後に、使用済み紙おむつの処分についても具体的な議論がなされ、現在は保護者への持ち帰りを求めているが、今後の見直しが検討されることになった。こども子育て部長は、今後の調査研究と他の事例を参考に、より適切な方法を模索していく意向を示した。
様々な議論を通じて、尾張旭市では今後も市民の健康と安全を最優先にした施策を進めていくとの強い姿勢が見受けられた。