令和元年の刈谷市定例会では、市長のこれまでの功績や今後の課題に関する質疑が行われた。
初めに、鈴木絹男議員は、竹中市長の功績と市町合併について質問を投げかけた。市長は、合併に向けた進展は特になく、現在では交流が継続されていると説明した。一方、鈴木議員はさらに具体的な進展を求めた。
次に、児童の交通安全対策についての発言があり、幼稚園や保育園での点検が強化されるとともに、地域の防犯に関して市長が指示を出しているとも述べられた。市長は、子供たちの安全を守る重要性を強調し、今後も取り組む姿勢を示した。
また、新海真規議員からは市道2-485号線について、工事計画の遅れを指摘しつつ、完成が期待されることを確認した。現在工事は130メートル区間の排水工事が進行中であり、地域の安全性が高まることが期待されている。さらに、事故の起こりやすい交差点での対策も求められ、通行規制の拡大についての要望もあった。
インターロッキング工法についても指摘があり、特に歩道等の損傷状態が市民から苦情の対象となっていることを受け、今後の施工方法の改善が求められた。市は、耐用年数や施工のメリット・デメリットを調査し、改善策を検討しているとの回答があった。
交通安全意識の向上を目指したキャンペーンでは、重視されるべきは通学路における安全性である。市民からは右折信号の不足を指摘され、交通施策への見直しが求められた。
また、竹中市長の任期終了を迎えつつ、議会内での意見交換が行われ、新たな支援が求められたことも印象的であった。市民に寄り添った市政が今後も続いていくことが期待される中で、また新たな政策の検討が行われることが望まれる。