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宇部市議会、旅客自動車運送条例の運賃引き上げを提案

宇部市議会が運賃引き上げを提案。初乗り運賃は100円から140円に。市民生活への影響も懸念。
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令和元年6月21日、宇部市議会で定例会が開かれ、3件の議案を議題とした。

議案の中で注目を集めたのは、宇部市営旅客自動車運送条例の一部改正であり、運賃の値上げが提案された。

具体的には、基準運賃を37円70銭から38円30銭に引き上げ、初乗り運賃は130円から140円に改定される見込みである。この運賃改定は、消費税法と地方税法の一部改正によるものであると示された。

日本共産党の藤井岳志議員は、この改定に懸念を示し、質疑を行った。藤井氏は「運賃の値上げにより市民の交通負担が増し、利便性が損なわれる」と指摘した。彼は、運賃改定の根拠や影響を問う5つの具体的な質問をした。これに対し、交通事業管理者の大谷唯輝氏は、運賃改定が消費税法に基づくものであると答弁した。

また、大谷氏は、初乗り運賃の改定背景を説明し、運行収支の維持を図るため、初乗り運賃を引き上げる理由を示した。しかし、藤井氏は、二重の値上げとして市民の理解を得るのは難しいと反論した。

藤井議員はさらに、「公共交通としての役割を果たすためにも運賃がこれ以上上がることは許されない」と述べ、市民に与える影響の大きさを強調した。他の区間においても運賃の値上げが相次ぐことが懸念され、今後の対応に注目が集まる。

議会では、今回の議案を所管の常任委員会に付託し、さらに詳細な議論が求められることとなる。議長は、「これにより市民の交通手段に大きな影響を及ぼすことに配慮すべきである」と締めくくった。

議会開催日
議会名令和元年6月(第2回)宇部市議会定例会
議事録
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