令和5年第3回定例会は、9月20日に開催され、議事内容は主に一般質問が中心となった。
議長の香川昌則氏が開会を宣言した後、まず会議録の署名議員が指名され、井川典子議員と板谷正議員が選任された。
一般質問では、戸澤昭夫議員が楽天農業との連携に関する質問を行い、農林水産振興部長の植木純治氏が詳しく回答した。植木氏は、令和4年に締結された協定の7項目について説明した。
特に「インキュベーションファームの設置」や「有機農業の推進」について詳細に述べ、地域活性化に向けた期待を示した。戸澤氏は、この取り組みがもたらす地域の雇用や経済振興に対し強い関心を示した。
続いて、教育部の藤田信夫部長は、下関市における学校給食への地場産食材の供給に関する取り組みを説明。特に「下関あふれるカレー」や、地産地消の推進についての意義を強調した。これにより地域農業のさらなる発展が期待できるとの見解が示された。
一方、市長の前田晋太郎氏は、脱炭素先行地域計画について、環境部長の三好洋一氏とともに進捗状況を報告。2050年に向けた温室効果ガス排出量の削減に向けた具体策が模索されていることが強調され、地域の経済活性化と災害対策の重要性が改めて語られた。
議会では今後、地域の課題解決と市民の生活向上を目指した施策を推進する方針が確認された。さらに、議員たちは地域のつながりやコミュニティの強化が必要であることを訴えた。