令和6年第1回定例会が、下関市議会にて開催され、主要な議題として、令和6年度下関市一般会計予算など、多彩な予算案が討論されました。
本定例会では、山田 議員が一般会計予算の詳細について質問を行い、「令和6年度下関市一般会計予算」は約1,312億円規模で、前年より約86.8億円の増加がみられると報告しました。
特に、注目すべきは、地域の活性化に向けた施策がさまざま含まれている点で、多くの事業、特に公共施設の整備に重点が置かれていることが議論されました。これにより、長期的な視野でも市民サービスの向上が期待されるとの見解が示されました。
また、下村 議員は、少子化対策と結婚支援策について言及し、「結婚支援政策が待たれる」とし、特に経済的な支援が必要であると強調しました。
さらに、観光関連の報告も 見受けられました。観光振興を背景にした新たな移住促進策や、JR山陰本線の利用促進策略、クルーズ客船の誘致についても触れられ、地域の個性を生かした観光戦略の重要性が認識されました。
立命館大学の筒井教授の講演を引用し、「データ分析に基づく婚活支援や、都市政策への反映が求められる」との新たな視点が提起されました。市民が抱える生活課題への対策が、より効果的で持続可能な施策へとつながるよう、今後の議論に期待が寄せられました。
一方で、公共交通機関の利用促進策についても話題となり、運行状況の改善や利用者確保を目指す施策の具体化が求められています。特に、高齢者の移動手段確保に向けて、バスの利用促進が必要であるとする意見が多く聞かれました。
このように、議会では市民の声を反映した議論が進められ、市の将来を見据えた政策決定が重要であると再認識される会合となりました。