令和5年第3回定例会が令和5年9月25日に開催された。
議事日程には、会議録署名議員の指名に加え、一般質問が行われる旨が含まれていた。特に、林真一郎議員が行った質問は、その内容の広さと深さから注目される。林議員は、唐戸・あるかぽーとエリアの観光交流ビジョンについて質問し、「インバウンド観光客や交流人口の増大が、地方戦略として重要である」と強調した。
特に、林議員は唐戸・あるかぽーと地区整備アップデートの必要性を訴え、地域住民とともに議論することが大事だと述べた。応答する港湾局長・酒井貴司氏は、「港湾緑地の一体活用を進め、地域住民の意見を尊重した施策を実施していく」と述べ、具体的な展望を示した。
また、林議員は観光交流ビジョンの新たな方向性についても問うた。観光スポーツ文化部の古川力部長は、ウオーターフロントエリアが観光振興に重要であり、新ビジョン策定に向けた調査が進行中であると答えた。このように、地域活性化と観光振興は、地元経済に密接に関連しているため、議論が今後も続いていくことが期待される。
その他の質問では、災害復旧や地域の防災策、奨学金制度の充実についても議論された。特に、河野淳一議員は若者の奨学金制度の現状と支援の必要性を強調し、行政が柔軟な運用をすることの重要性を指摘した。市の奨学金制度や返還支援補助金制度についても質疑が行われ、本市の支援が必要であることが再確認された。