令和4年第3回定例会が9月15日に開催され、環境行政や学校施設の整備についての一般質問が行われた。特に環境行政については、吉田真次議員の質問が注目を集めた。
吉田議員はごみの分別と排出に関する市民意識の向上を求めた。具体的には、ごみ袋に記載された四角い枠が具体的に何のために設けられているのかを環境部長の三好洋一氏に尋ねた。これに対し環境部長は、自治会の独自ルールに基づく氏名記入のこともあると答えた。議員は、自分の自治会における活動を例に挙げ、関係者が気を配ることで違反ごみが減少する可能性があると強調した。
また、分別の重要性について市が取り組んでいる施策や広報への関与が述べられ、特に今年度の市報に違反ごみに関する正しい分け方が掲載されたことを指摘した。また、飲料用の瓶や缶についても、適切な廃棄方法を周知する必要があると指摘した。
次に、学校施設の整備についての質問が続き、教育長の児玉典彦氏が答弁した。最近実施したアンケート結果に基づく施設の改修計画が紹介され、トイレや外廊下の改善が求められた。議員は、福祉、教育といった市の方針が、特に若者に向けた対策として重要であると述べた。また、健康被害を防ぐ施策が急務であると改めて認識を示した。
人口減少問題に関しては、村中良多議員が質問を投げかけ、地域活性化に向けた施策の必要性が再確認された。人口減少の影響について市の見解が示され、地域サービスの縮小や税収の減少が懸念された。市は、転入促進や転出抑制に向けた施策を推進していることを説明した。
さらに、地域スポーツの振興についても言及され、地域住民との連携を強化することが求められた。これにより、地域の活性化が図られ、市民スポーツも推進されることが期待されている。各議員からの積極的な意見と提案が目立った会議となった。