令和5年第2回定例会が6月20日に行われ、議題として高齢者や女性の場合の政策、学校トイレ快適化、そして医療機関の再編について多くの意見が交わされた。
まず、高齢者が安心して生活できる環境の整備について、公明党の恵良健一郎議員が質問したところ、その中で高齢者に対する物価高対策として水道料金の減額が進められていることを評価した。また、コロナ禍で影響を受けた高齢者の生活環境を改善していく必要性を強調し、福祉部長の冨本幸治郎氏は市の現状認識を述べ、地域包括支援センターの役割を果たしていると説明した。
次に、女性の活躍推進に関する議論も行われた。恵良議員は、統一地方選の結果として女性の当選者数が増えている一方で、ジェンダーギャップの問題が未解決であることを指摘した。
さらに、学校トイレの快適化事業についても発言があった。特に、川中小学校のトイレについて衛生面での課題が指摘され、今後の改修計画や、給食提供の変更が子供たちの安全にどのように影響を与えるか懸念が示された。現在、いきいきシルバー100という高齢者向けのバス利用助成が進められているが、これを通年化してほしいとの声も上がっている。
加えて、下関医療圏公的病院の再編統合についても重い議題として取り上げられ、現在の医療体制の維持が不可欠であるとの意見が多く見られた。新型コロナウイルスの影響を受けつつも、安定した医療提供のため、整備が求められている点が強調された。