令和3年第2回定例会では、長府東公民館の空調設備改修や放課後児童クラブの運営、農業用ため池の整備について議論が展開された。
長府東公民館の講堂については、老朽化が進み、換気設備と空調設備の更新が必要であるとの認識が示された。教育部長は、新型コロナウイルス感染症対策として、工事は令和3年11月から来年度の3月までの予定を組んでいると発表した。工事中は講堂の使用ができなくなるため、他の部屋での利用が増加することも予想される。
さらに、講堂内の窓破損に関しても懸念が示され、窓の改修を希望する声が上がった。部長は「限られた予算内で順次対応していく」とし、窓の改修については検討すると答え、改善への希望が寄せられた。
次に、放課後児童クラブにおいては、児童の安全確保が最重要であるとの見解が示された。昨年度の救急車出動は3件であり、支援員の対応の重要性が強調された。また、支援員の質に関しては、必要な資格を持った者が担当していることがアピールされた。
しかしながら、支援員の質に課題もあるとの意見があり、連携や研修を通じたスキルアップに向けて、より具体的な取り組みが求められている。特にコミュニケーションの不足が指摘され、問題解決に向けた手立てが重要とされた。
また、農業用ため池の整備についても意見が交わされ、危険とされるため池の評価が行われた。部長は、「今後とも情報共有をしっかり行い、地元の要望等を重視して進めていきたい」と述べ、地域農業の維持・発展について関与していく意志を示した。議会全体では、地域の祭りや文化の継承も含め、多様な意見が交わされ、地域活性化の重要性が強調される結果となった。