令和5年第2回下関市議会定例会が、6月5日に開会した。
会期は、6月5日から6月23日までの19日間に決定し、議案の審議が行われる。主な議案には、一般会計補正予算の第3回が含まれている。
今回の会期中には、29件の議案が審議対象となる。その中で、議案第78号は、令和5年度下関市一般会計補正予算として、28億3,600万6,000円の追加予算が計上される。この補正予算は、一般企画や安全対策業務、地域医療確保対策などの経費を含むものである。副市長の島崎敏幸氏は、提案理由を説明し、この追加予算の重要性を訴えた。
また、議案第79号には水道事業会計の補正予算が含まれており、収益的収入の見直しが行われる予定だ。一方、議案第82号では、地方税法の改正に伴い、所要の条文整備がされる。
今定例会では、請願第1号が提出され、特牛市場における製氷施設の整備を求める内容が盛り込まれた。請願者は、山口県漁業協同組合の森友信氏と角島漁業協同組合の森澄一實氏であり、この請願は経済委員会に付託されることが決まった。
さらに、議案第81号から106号までが一括して審議される計画で、特に議案第106号の勝山中学校校舎長寿命化改良工事に関する請負契約が注目されている。この議案については、株式会社高松建設と1億7,413万円での締結が予定されている。
これらの議案や請願については、順次委員会に付託され、詳細な審議が進む見通しである。議会では今後、住民生活に影響を与える重要な決議が行われることが期待される。