令和4年第3回下関市議会定例会が8月29日から始まり、各議案について審議が行われる。
主な議案には、令和4年度下関市一般会計補正予算(第3回)が含まれており、歳入歳出予算に約136億円を追加し、総額を1,377億円とする内容である。具体的には、ボートレース未来基金に係る経費や、私立保育所援護対策業務、休日等夜間急病対策業務など重要な経費が計上されている。
さらに、議案第99号では港湾特別会計の補正予算、第100号では国民健康保険特別会計の補正予算が提案された。これらはそれぞれ、国直轄事業にかかる経費などを含めた内容となっている。
一般・特別会計に関する決算の認定もお話されており、令和3年度の一般会計及び特別会計の収入総額は約2,231億円、執行率は94.4%という情報が提示された。その中で、実質収支は一般会計が黒字、特別会計が赤字であり、全会計での合計は黒字であることが報告された。
財政状況についても、財政努力の必要性が指摘された。自主財源比率は35.6%と前年度に比べ2.2ポイントの向上が見られ、歳出の義務的経費の割合が増加している。今後も持続可能な財政運営が求められる。
今後の日程は、9月14日から21日には一般質問が行われる予定であり、9月22日には表決が行われる見込み。議会運営に対する市民の関心が高まる中で、各議案の結果が重要な意味を持つことが指摘されている。