令和3年第1回下関市臨時議会が開催され、重要な議案が審議された。
出席議員は全34名で、議事は順調に進行された。
まず、議案第66号では、令和3年度下関市一般会計補正予算が審議された。
総務委員長の前東直樹氏は、歳入歳出予算に各8億6,000万円の追加を提案し、これにより総額を1,116億6,000万円とすることが目的であると説明した。
また、新型コロナ影響の長期化に伴う緊急支援策として、低所得子育て世帯向けの生活支援や、事業者支援の新制度が盛り込まれている。
新型コロナウイルス感染症による経済的影響への対応が重視されており、執行部はこのプランの重要性を強調した。問いに対し、前東氏は今後の活用策として、新たな経済対策を迅速に編成したい旨を述べた。
次に議案第67号、専決処分の承認に関する議案では、税条例改正について報告された。
こちらは、教育委員会関連の提案も含まれ、首長からの独立性を保つための制度改革が提示された。
総務副委員長の阪本祐季氏は、これら改正による影響を市民に丁寧に周知する必要性を言及した。
加えて、教育長の任命同意に関する議案第69号では、児玉典彦氏が再任され、その教育への情熱が評価された。
市長の前田晋太郎氏は、児玉氏の人物評を高く評価し、今後の見込みに期待を寄せた。
農業持続化支援請願についても真剣に審議された。
請願第1号では、大規模な害虫被害を受けた農家支援が求められており、今後、市は地域との連携を強化する意向を示した。
最後に、議案のすべてが原案通り可決され、今臨時会は円滑に終了した。
議長は議会運営への情熱と市民への責任を引き続き訴え、全体の意思統一を図った。