令和5年第2回定例会が開催され、一般質問を通じて多くの議題が提起された。特に、蔵間 議員の質問において、地方の地域振興や林業の活性化、また離島振興に関する重要な論点が浮き彫りになった。
まず、議員からは六連島の人口減少の厳しい現状が指摘された。特に、最近5年間で13人減少し、施設利用の声が高まる中での課題は深刻である。また、この小学校の生徒数が70人を超えたことから、地域の活性化の鍵は子供たちの数にあると考えられる。
次に、六連島の航路に関する質問もあり、現在のところ安定した船舶運行が行われていると報告された。しかしながら、行政としても航路の維持は重要となり、事業者との連携を強化し、住民の交通利便性を確保していく必要がある。
また、議員は、障害福祉サービス事業所の方々のビジネスモデルの支援に関しても言及。特にリサイクル事業の重要性が強調された。福祉の観点から、地域の支援整備が進められる必要があり、そのための情報提供も重要との意見が述べられた。会議の過程で、様々な施策が精査され、年内の予算編成においてその見通しが立てられる予定である。
次に、深坂自然の森における施設整備についての問い合わせもあり、キャンプ場の再整備やトイレの洋式化が行われていることから、利用者に選ばれる施設として発展を目指しているとの報告があった。この施策は市内外からの利用者が増加し、アウトドアブームと相まって地域資源の有効活用が促進されることが期待されている。
最後に、地域おこし協力隊の取り組みが六連島で進められており、その活動が地域活性化の一助となる旨の発言もあり、今後の継続的な支援の約束がなされた。議会では引き続き、地方の持続可能な発展に向けて様々な観点から活発な議論が行われる見込みである。