令和5年12月14日、下関市議会にて一般質問が行われた。
議題には、様々な地域課題の解決や施策の進展が含まれ、特に「運動部活動改革実証事業」や「マリンレジャーと漁業の共存」などが焦点となった。これに対し、農林水産振興部の上野次長は、釣りなどの水上活動の安全性を確保しつつ地域クラブの設立を目指すと説明した。特に下関市は漁業が盛んな地域であるため、漁業者の意見を踏まえた上で安全対策を進めていることが報告された。
次に、阪本議員が脱炭素先行地域計画について質問し、環境部の三好部長は、選定が進む中での現状や今後の取り組みについて言及した。市としても2050年カーボンニュートラルを目指し、2030年までに地域ごとの目標を立てて進めることを確認した。
また、MICE(Meeting, Incentive, Convention and Exhibition)誘致についても言及され、観光スポーツ文化部の古川部長は、過去三年間の実績を示し、特に大規模学会やイベントの誘致が地域経済に大きく寄与しているとの見解を述べた。
さらに、学校給食に関しては、地元産野菜の栽培と供給体制の拡充に向けた取組が報告された。農林水産振興部の上野次長は、JAとの連携により、地域農業の活性化を図り、学校給食への地産地消を促進していると説明した。
また、LGBTQや性的マイノリティに関する理解促進活動について、教育長は、教職員に対する研修を行っていることや、児童生徒が抱える悩みに適切に対応していると川村市長に報告した。
全体を通じて、市の施策が市民の多様なニーズに応える努力をしていることが強調された。議会は今後も市民の安全や生活向上のための取り組みを支援していく姿勢を示した。