令和2年第4回定例会が12月8日に開催され、議員たちによる一般質問が行われた。
まずデジタル社会実現について、前東直樹議員がデジタル化の重要性を述べ、市が推進する施策に関し、総務部長の植田恵理子氏が押印廃止や行政手続きのオンライン化の流れを強調した。特に国との連携を進め、デジタル教育の推進が求められる中、庁内体制の整備も重要だとした。
次に、井川典子議員は、ごみ問題に関し、違反ごみの増加を指摘し、処理方法の改善などを求めた。また、毘沙ノ鼻の観光名所としての活用や、周辺道路の整備の必要性についても言及し、何かあったときの対応策に関しても触れた。
坂本晴美議員は、不妊治療の実態を取り上げ、支援の周知や医療機関へのアクセスの重要性を説いた。さらに、情報公開の徹底を求めるとともに、処遇改善を要望した。
東城しのぶ議員は、SDGs・ESDの推進を促し、教育現場における取り組みの具体化について質問した。目指すべき質の高い教育の実現に向け、市の役割の重要さを強調した。
最後に、林真一郎議員が地籍調査の進捗状況について尋ね、中心市街地を対象にした今後の整備計画の実施を確認した。加えて、下関市らしい農地活用や地域エネルギーのプロジェクトについても提起された。
この日の会議では、様々な議題が取り上げられ、各議員が地域の課題に対する関心と提案を示し、市のさらなる発展に寄与する施策の強化が求められた。