令和元年第2回定例会が6月13日に開催され、37名の議員が出席した。選挙後初の会議で、議長の林 透氏が開会を宣言し、日程に沿って会議が進められた。最初の議題として、会議録署名議員の指名が行われ、関谷 博議員と本池 涼子議員が選ばれた。
続いて、一般質問が行われ、恵良 健一郎議員が公共施設マネジメントについて質問を行った。恵良議員は、公共施設の適正配置や実施進め方に関して、具体的な手順やマニュアルの有無を問う。また、地域の期待に応えて推進するための施策について、住民の理解を得ながら進める重要性を強調した。
これに対し、総務部長の今井 弘文氏は、平成30年度に策定した「公共施設の適正配置に関する方向性」の内容を説明。今までの取り組みは市民との対話に基づいて進める方針であり、今後も具体的な推進にあたり、関連事業者と密に連携し検討を進めるとの考えを示した。
さらに、教員の資源について、公共施設マネジメントの推進によって、さまざまな意見を聴取しながら進められることが期待される。また、地域住民に対する周知が不可欠であり、教育機関や地域団体と協力し当該施策を進める重要性についても言及された。
また、唐戸市場に関する質問も行われ、観光の拠点としての役割や入場者のデータなどが報告された。唐戸市場は観光客数が年々増加しており、その取り組みに関しては、観光スポーツ文化部長の香川 利明氏が具体的な数値も交えて説明した。特に料理や飲食スペースの充実が今後の課題として議論され、地域経済活性化に向けて関係者からの寄与が求められることとなった。
これらの問題に対処するため、政府の食品衛生法改正に伴う調整も必要とされており、企業の対応と市民のニーズを考慮に入れた施策が求められている。
改めて、市のさらなる発展を促す観光施策や防災対策、地域活性化に向けた提案がなされ、多くの住民の期待に応えるべく、道筋や施策実施の課題について組織的対応が求められた。また、今回の定例会は、議会の参加や市民の意見聴取、行政と議会の緊密な連携の重要性を再認識させられる機会であった。