令和4年第2回定例会が6月21日に開催された。議題は「会議録署名議員の指名」と「一般質問」で構成されている。
今回の一般質問では、阪本祐季議員と村中良多議員が中心となり、地域活性化や教育環境の改善について意見を交わした。阪本議員は、「自転車の安全で適正な利用促進に関する条例」の進展を強く求め、その必要性を訴えた。近年、自転車利用が普及する中で事故やトラブルが増加しており、条例を策定することで自転車の安全性向上が期待できると強調した。また、周南市が条例を制定したことを引き合いに出し、本市でも早急な施策を求めた。
村中議員は、都市計画マスタープランに関連する勝山地区の主要施策について質疑を行った。特に、住民の意見を反映した施策の重要性を認識しつつ、反映の実績が少ないと指摘した。都市整備部長の清水悟氏は、住民の意見を取り入れた施策を進展させるための方策を重視し、施策の具体化に向けた取り組みを約束した。このような内容から、今後の都市計画には、住民の意向がより強く反映されることが期待される。
また、教育長の児玉典彦氏は、老朽化した学校施設の整備状況について説明した。具体的には、長寿命化計画に沿い少しずつ改善が進んでいるものの、依然として多くの施設が老朽化しているため、さらなる改修が必要であると認識していると述べた。参加者たちは、学校の安全性向上に向けて、急務な改修作業が行われることを期待し、意見を交わした。
全体を通じて、出席した議員は市の施策に対する具体的な提案や問題点を指摘し、またそれに対して市の各部門は前向きな回答を示した。今回の議論を受けて、今後も地域の声を反映した施策や、より良い生活環境の提供に向けた取り組みが期待される。今後も議会と市執行部の緊密な連携が重要であり、市民課題の解決に向けた意見交換が続くと見込まれる。