令和5年第3回下関市議会定例会が開会し、重要な議案が審議される。特に、令和5年度下関市一般会計補正予算(第5回)や渡船特別会計補正予算(第1回)の採決が焦点となる。
議案第128号「令和5年度下関市一般会計補正予算(第5回)」は、歳入歳出予算に94億8,525万円を追加し、総額を1,381億4,125万6,000円と定めるものである。副市長の島崎敏幸氏は、この予算の内容に対し、複合施設整備事業や、豪雨による社会福祉施設への復旧支援などを盛り込む旨を説明した。
また、議案第129号「令和5年度下関市渡船特別会計補正予算(第1回)」についても歳入歳出に4,900万円を追加し、総額を3億5,343万9,000円とする内容である。これにより、船舶の施設補修に係る経費が計上されることとなる。
加えて、住民の福祉向上に資するための新たな措置が含まれる国民健康保険特別会計補正予算も注目される。この議案については、「厳しい財政状況の中で、必要な支援が必要である」と強調され、参加した議員から賛同の声が寄せられた。
議案第135号の「下関市職員の配偶者同行休業に関する条例」も重要な議題として取り上げられ、多様な働き方の選択と有能な職員のキャリア継続を目指すことが述べられた。こちらの条例についても多くの議員の支持を得る見込みとなっている。
今後は一般質問や委員会付託による精査を経て、最終的な結論が出される。市民の生活に直結するこれらの議案が、どのように議決されるかが注目される。