令和元年第4回下関市定例会が12月17日に開催され、議題が進行する中、特に交通安全対策や農業施策について詳細な質問が展開された。
出席議員が34名と多く集まり、林 透議長が開会を宣言。議事は「会議録署名議員の指名」に始まり、関谷 博議員と本池 涼子議員がそれに選ばれた。その後、一般質問が行われ、前東 直樹議員が交通安全についての発言を行った。
前東議員は、山口県における交通事故の状況を明らかにし、特に高齢者の交通事故が大きな問題となっていることを指摘した。高齢化が進む中、対策が急務であると強調した。これに対し、市民部長の濵村 勝氏は、高齢者の交通安全対策に必要なデータや現状について詳しく説明した。
さらに、前東議員は、交通指導ボランティアの育成や交通安全の啓発活動の重要性を訴え、見守り隊の活動強化を提案した。他の議員たちもこれに賛同し、市民の意識向上に向けた具体策の検討が求められている。
また、農業に関しても話題が展開され、農地荒廃問題が浮き彫りになった。江原 満寿男議員は、農地の有効活用策としてソーラー・シェアリングの可能性を指摘し、農業生産の持続可能性を確保するための施策が求められていることを強調した。農林水産部長の岡本 章生氏は、農地の管理や生産体制の強化が重要であるとし、今後の方針について説明した。
議会の進行は多岐にわたり、改良点が必要とされる今回の施策に関する意見が数多く挙げられた。このような議論を通じて、下関市がさらなる発展を遂げるよう期待されている。