令和5年第4回定例会が12月19日に開催され、様々な重要な議題が取り上げられた。特に、高齢化社会が進む中での公共交通の在り方や、ライドシェアの導入検討が焦点となった。
竹村克司議員は、公共交通の現状について懸念を示した。特に観光バスやタクシー会社の廃業が増える中で、本市の交通手段が減少し、高齢者の自家用車依存の現実を指摘した。竹村議員は、「ライドシェア導入の検討が必要な時期に来ている」と述べた。
また、菊川町や豊田町の生活バスについても質問があり、特に低コストで高齢者や障害者に優しい交通手段が求められている。実際に、生活バスの利用状況や運行コストについては好評であるが、予算に対する切実な要望があることも強調された。
さらに、いきいきシルバー100に関して、竹村議員は通年化を目指す施策について説明した。以前の短期間のみの実施から、令和6年度以降は毎週行うことを新たに決めたことを述べた。高齢者が継続的に利用できる交通手段の必要性も訴えられた。
最後に、グリーンスローモビリティによる地域活性化の試みについても言及され、観光客と市民の回遊促進のための効果が期待されている。特に、電動モビリティを活用した新たな交通システムの導入が提案された。
今回の定例会を通じて、公共交通の在り方、高齢者や障害者支援のための施策が引き続き議論され、適切な支援体制の構築が求められている。このような施策は、地域の高齢者が住み慣れた場所で、安心して生活できる環境づくりに寄与することが期待される。