令和5年6月16日、下関市議会は第2回定例会を開催した。議事では、一般質問が行われ、特に斎場や墓園の整備、自衛隊基地の強靱化、消費税のインボイス制度、沿岸漁業、ブルーカーボン事業、ニューフィッシャー事業、内日中学校区の新しい学校づくりに関する重要な議題が取り上げられた。
一般質問では、多くの市議が関心を持っている中、斎場については、「市内斎場の老朽化が進んでいる」との指摘があり、斎場の整備と集約化に向けての取り組みが話し合われた。市民部の渡部英樹部長は、昨年の質問に対する進捗を説明した。また、将来的には首都圏に住む市民の意向を反映させることが求められる。
次に、自衛隊基地の強靱化については、「国の防衛力強化計画に伴い、基地の強靱化が進められている」との意見があった。市では、防衛省との協議を通じ、住民の声を反映しながら情報を周知する必要があると議論された。
さらに、消費税のインボイス制度についても質問があった。総務部長の笹野修一氏は、「インボイス制度への対応は全ての部局で進めている」とし、周知や教育の重要性が強調された。
沿岸漁業については、ますます増えるムラサキウニが問題視され、漁業者と市が連携し、除去活動を進めることが確認された。市民の意見も聴取し、取り組みを強化するという意向が示された。
ブルーカーボン事業の取組では、海藻の保全と共に炭素の固定化を図る努力が続けられており、環境保全への影響も議論された。特に、地域の漁業者が協力し合っていく重要性が指摘された。
ニューフィッシャー事業の成功についても触れられ、「人材育成が進んでいる」との報告がなされた。若者の就職支援プログラムを通じて市内での雇用促進が期待される。