令和6年第1回防府市議会定例会が2月29日、開会された。
議事では、令和5年度の予算案が6つの特別会計補正予算を含む形で審議された。
特に、一般会計補正予算(第8号)は、予算委員会の橋本龍太郎予算委員長の報告によるもので、主要な質疑が行われた。 まず、読売マラソン大会についての質問があり、参加者数の減少要因が指摘された。橋本氏は「コロナ禍後、全国でマラソンが再開されたが、以前の状態には戻り切っていない」と答えた。
その中で、参加者を増やすためにインターネット告知を検討していく意向が強調された。教育関連では、小中学校のトイレ洋式化率に関する質疑があり、同委員長より「補正予算執行後には60%を超える見込み」との答弁があった。
さらに、LPガス利用者支援事業に関しては、当初予算からの減額理由が説明され、事業者への周知が不十分だったとの見解が示された。
会議の後、産業建設委員会及び教育民生委員会がそれぞれ補正予算案について報告を行った。安村政治産業建設委員長は、競輪事業補正予算について「調整に時間がかかった」との見解を示した。
青木明夫教育民生委員長も基金の設置理由を「こども未来基金」として充当事業を解説した。議会は全議案を異議なく可決し、次回は3月5日の一般質問を予定している。