令和2年第5回防府市議会臨時会が11月30日、午前10時に開会された。
この臨時会では、新たに選出された議長と副議長の選挙が行われた。
議長選挙では、上田 和夫議員が19票、三原 昭治議員が6票の獲得により当選した。上田議員は、 "身の引き締まる思いと責任の重大さを痛感"すると述べ、市民福祉の推進へ向けた努力を誓った。
副議長選挙でも橋本 龍太郎議員が選出され、就任の挨拶で議会運営を円滑に進めることを表明した。この選挙を経て新たなリーダーシップのもと、防府市議会は進化を遂げることが期待されている。
続いて行われた議席の指定では、議長を含む各議員の新たな議席が決定された。会期は、本日1日限りとされ、議会運営に関する委員会の構成や正副委員長の選任も行われた。
常任委員会及び議会運営委員会の委員の調整が進められ、それに付随する報告案件においては専決処分の件が取り上げられた。市長の池田 豊氏が、事故に関連する損害賠償の報告を行い、いずれも示談が成立した詳細を説明した。
一方で議案第68号の非常勤職員の報酬等に関する条例改正が提案され、期末手当の支給額が0.05月分引き下げられる件について審議が行われた。反対意見も上がる中、議員らからは職員の労働条件に配慮する声が強く、影響額は約1,600万円程度と見込まれている。
最終的にこの改正は可決され、議会の全ての案件が終了した。議長は "市民のための施策を実施"し、さらなる市の発展に寄与する意向を示した。
最後に、議会は閉会に向けた挨拶を確かめ合いながら、議員と市長の記念撮影を行った。議会の円滑な運営と市民福祉への貢献が誓われ、今後への期待が寄せられている。