令和元年第2回防府市議会定例会が、6月28日に行われた。議論の中心には、一般会計補正予算が据えられた。
この中で、議案第63号となる補正予算が取り上げられた。予算委員会委員長の山根祐二氏が報告を行い、特に風しんに関する対策とプレミアム付商品券事業について質疑が行われた。
質疑では、風しんの予防接種事業に関して、休日や夜間の抗体検査の実施に向けて、市の準備が整っているとの発言がなされた。山根委員長は、「実施の要望などあれば、医師会と協議して進めていきたい」と説明した。
また、プレミアム付商品券については、地域経済の活性化を目指す施策として賛否が分かれた。田中健次議員は、「過去の類似施策では経済効果が限定的であった」との見解を示し、同様の反対意見を持つ山本久江議員も、経済効果の不透明性を指摘した。対する賛成意見としては、河村孝議員が教育関連の施策とともに商品券事業の必要性を主張した。彼は「市民の生活支援に貢献する」と強調した。
池田豊市長は、予算案の全体的な意義を述べ、特に支援を必要とする家庭への配慮が盛り込まれている点を強調した。議論の結果、補正予算は賛成多数で承認された。
さらに、変更契約や工事請負契約についても議論があり、地域交流部長の島田文也氏が工事の進捗や今後のスケジュールについて説明した。全体として、異なる意見が交わされ、両者が市民の生活に寄与する施策について議論を重ねている。
会議は長時間にわたり行われ、最後に全議案が原案通り可決され、令和元年第2回防府市議会定例会は閉会した。議長の河杉憲二氏は、「慎重な審議に感謝を述べた」と会議の終わりを告げた。