令和3年第5回 防府市議会定例会が12月8日に開催され、多くの重要な議題が取り上げられた。議会では、交通安全や子育て支援、少子化対策など、地域に根ざした様々な問題に関して議論が交わされた。
冒頭、三原昭治議員の一般質問が行われ、主に防府市市道等道路反射鏡の設置要綱見直しについて述べられた。三原議員は、現在の設置基準である「沿線に5戸以上」という条件が厳しく、危険な場所に設置ができないケースが多い現状を指摘し、早急な見直しを求めた。これに対して市長は、安全対策は重要であり、必要な施設を設置できるよう見直しを進める意向を示した。
次に、子どもたちの安全な遊び場確保の重要性も取り上げられた。三原議員は、増加する子どもたちのために、公園や遊び場の整備を要望。これに応じて、教育部長は地域の公園施設や開発広場の状況を説明し、子どもたちが遊ぶ場を確保する努力をしていると述べた。
その後、少子化対策についても言及された。議会では、子どもたちが外で安全に遊べる場所の整備をすると共に、子育て支援の現状や今後の施策について活発な議論が行われた。 特に、遊び場整備に関する具体的な計画の提示が求められた。
新型コロナウイルスに関する情報提供も議題に上がり、どのように市民に情報が伝えられているかが説明された。市長は、県の方針に基づき、情報を適切に発信していると述べたが、地域住民が理解しやすい形での情報提供の必要性が指摘された。
また、デザインプラザHOFUに新たに開設される創業支援拠点についての議論もあった。この新しい施設では、創業希望者や事業者が利用しやすい環境整備が行われる予定で、市の経済活性化への期待が高まっている。特に、駐車場の確保についても十分な配慮をしていく方針が示された。
最後に、水産市場の活性化に向けた施策が説明され、漁業者との連携及び地域産業振興策が強調された。市長は、環境保全と資源の持続可能な利用を通じて、地域の豊かさを将来に渡り維持していくための努力を続けていくことを誓った。