令和4年第1回防府市議会定例会が22日に開会した。
会期は3月24日まで、29日間にわたる。議長の上田和夫氏は、市民との対話を重視した議会進行を呼びかけた。市長の池田豊氏は施政方針で、新庁舎建設や新型コロナウイルス対策の推進を強調した。特に、市民安全の確保や地元産業の振興を目的に、積極的な予算配分を行う考えを示した。
市長によると、令和4年度の一般会計予算は468億円に達し、過去最大規模である。この予算は、防災拠点の強化や公共交通の充実、新庁舎整備など、多岐にわたる施策を実施するためのものである。「防府市未来プラン」に基づいた施策も展開される。特に、公共交通に関しては、コロナ下での影響を受けた交通事業者への支援を強化し、利用促進策を検討中とのことである。
さらに、議案第1号の一般会計補正予算に関して、市長は、コロナ禍で影響を受けたこども家庭支援を行う事業や、介護保険に関する支援事業の拡充を目指すと述べた。また、議案第18号や第19号に関連する、非常勤職員の報酬改定に関する規定等も見直され、新たな基準に基づく処遇改善が提案されることが期待されている。
この他にも、国民健康保険関連の条例改正や、消防団員の報酬についての改定案も上程され、地域の防災力向上への取り組みが進められている。