令和元年第2回防府市議会定例会が6月10日、開会した。
議会では、まず議長選挙が行われ、河杉 憲二氏が当選した。河杉氏は、当選の挨拶で「市民の信頼と期待に応える議会を目指す」と述べ、議会運営に対する決意を示した。
続いて、議席の一部変更についても報告がなされ、河杉氏の席を8番から25番に変更することが決定された。会議録署名議員には髙砂 朋子議員と久保 潤爾議員が指名された。
市長の行政報告では、庁舎建設調査特別委員会の中間報告がなされ、仮庁舎に関する方向性や、新庁舎建設に向けた計画が紹介された。また、農業政策に関する地元の意見交換会が開催され、地域住民とのより一層の連携が求められた。
次に、防府市土地開発公社の経営状況報告が行われ、農業公社の活動についても報告された。特に農作物のブランド化や地産地消の推進に向けた施策についての意見が交わされた。
また、報告第7号から第11号において、防府市文化振興財団や水道センターの経営状況についても報告し、全体的に厳しい財政状況の中でも活躍が期待されるとした。議員からは、さらなる経営改善を促す意見も多く上がった。
最後に、常任委員会では防府市税条例等の中改正、保育所設置条例の改正、さらには市道の認定や新たに設置される条例関連の議案についても話し合われた。
これら一連の報告については、今後も市民の声を反映させながら適切な施策を推進していく必要性が強調された。議会は終了し、次回は一般質問の場が設けられることが告げられた。