令和3年3月9日の防府市議会定例会の一般質問では、多岐にわたる問題が議論された。特に、庁舎建設や中期財政計画、新型コロナウイルスの影響に関する質問が際立っていた。
まず、庁舎建設については市長の池田豊氏が詳細を説明した。市長は、「新庁舎の建設用地を確保するために、2号館及び3号館の解体工事を進めている」と述べ、来年度には本体工事へ着手できる見込みであることを強調した。
次に、中期財政計画の進捗状況についても触れられた。田中健次議員による質問に対し、今年度中に中期計画を策定する意向が示された。特に、来年度からの新たな予算編成に沿った内容が重要視される。
新型コロナウイルス感染症対策においては、市長が職員の健康を最優先にし、感染予防策を継続的に実施していることが伝えられた。出張に関しても緊急事態宣言が発令された地域への自粛が求められているが、必要に応じてやむを得ない出張もあるとのことで、その判断は慎重に行われる。
また、少人数学級の実現に向けての議論も進められた。教育長は、山口県内で既に実現されている35人学級の実績を紹介し、今後も児童の教育環境の向上に向けて取り組む姿勢を示した。さらなる少人数指導についても期待が寄せられている。
このように、議会では市政に関する多くの重要な課題が問われ、今後の市政運営に大きな影響を及ぼす可能性がある。市民からの関心も高く、選挙や議会活動への意識がますます重要な時期に突入している。