令和6年6月13日、福岡県防府市にて、令和6年第2回防府市議会定例会が開催された。
市長の池田豊氏は、初めに一般国道2号台道鋳銭司拡幅の新規事業化について報告した。これは、市民の長年の要望が実現したものだとし、「大変うれしく思っている」と述べた。
さらに、熱中症対策についても触れた。市長は、地球温暖化の影響を受け、熱中症患者が増加している現状を鑑み、対策本部を設置した。今年度は、特別警戒アラート発表前に自主的な対策を講じることを決定し、具体的には公立学校の臨時休校やイベントの中止を行う方針を示した。「防府の元気を発信したい」と述べる一方で、補正予算が必要であることを明らかにした。
議案第59号の令和6年度防府市一般会計補正予算では、熱中症対策を実施するため、歳入・歳出予算にそれぞれ4500万円を追加することが提案された。市長は、登下校時の対策として冷感タオルを支給し、保育園へのミストシャワー設置など計5900万円の预算を立案した。議会では議案が慎重に審議され、予算委員会に付託されることとなった。
また、議案第60号では市道路線の認定について議論された。さらに、財産の取得や委託契約の締結に関する議案も同様に討議され、複数の工事請負契約についても質疑応答が行われた。議案第64号から第72号まで、すべて原案通りに可決された。
最後に、防府市空家等の適正管理条例の改正案や防府市児童発達支援センターの設置及び管理条例の改正案なども議論され、各議案は無事に可決された。このように、多様な議題が審議された。本会議での質疑応答は、次回の一般質問に持ち越され、続けて市議会は市民の安全に関する政策に注力していくことを表明した。