令和4年第1回防府市議会定例会が開催され、各種予算案が議決された。
議案第1号、令和3年度防府市一般会計補正予算(第7号)が報告され、予算委員会の曽我好則委員長がその内容を詳述した。
委員長はこの予算が、法人市民税の増額が見込まれる理由を、当初は新型コロナウイルスによる収入減を予想していたが、実際には減少が抑えられたためと説明した。
さらに、追加支給される子育て世帯臨時特別給付金支給事業についても言及した。家族の事情によって受給できない場合について、曽我委員長は、離婚協議中を含む特殊な状況にある家庭を考慮すべきと述べた。
また、ワクチン接種事業に関する質疑も行われ、新型コロナウイルスワクチンの接種券が3月初旬に送付されるとの報告に対し、慎重な配慮を要望する意見があった。
次に、議案第2号から第11号までが一括して審議された。河村孝産業建設委員長が報告し、いずれも特に問題がなく原案通りの承認がなされることとなった。
さらに、教育民生委員会から報告された議案も全て問題なく通過。牛見航教育民生委員長は、国民健康保険事業特別会計の予算に関して、予防事業の促進が背景にあると述べた。特に人間ドック利用助成の増加理由を具体的に示した。
この日の議会では、11の両委員会からの報告が全て承認された。議長の上田和夫が、次回は一般質問を行う旨を伝え、会議は散会した。
今後、議案の内容は市民にとって重要な影響を及ぼすことになるため、引き続き議会の動向が注目される。