令和5年第3回防府市議会定例会が6月12日に開催され、さまざまな議案が審議された。
この会議では、議案第56号「令和5年度防府市一般会計補正予算(第2号)」が取り上げられ、歳入歳出の総額に4億4,000万円を追加し、総予算を565億7,600万円とすることが提案された。市長の池田豊氏は、この補正予算にはワクチン接種体制確保や高校生への自転車用ヘルメット購入促進のための補助金が含まれていると報告した。
次の議案第57号では、市道路線の認定及び変更について審議され、塚原八号線など16路線の認定と石原二号線の変更が提案された。市長は、これに関してスムーズな道路整備を目指すと述べた。
また、議案第58号の工事請負契約の一部変更では、新庁舎建設に伴う工事の追加工事費用について説明され、地盤が強固であったための設計変更が影響しているとされた。市長は、これに伴い契約金額が見直されることを強調した。
さらに、議案第59号では防府市税条例の改正が提案されており、森林環境税の導入に伴う対応が求められた。議案第60号では火災予防条例の改正についても審議され、充電設備の安全基準に関する改正が必要であると市長が説明した。
特に、防府市文化振興財団の経営状況報告においては、前年度比での変動が議論され、施設の運営や自主事業の充実が図られることが確認された。議会では全般的に市民生活向上に向けた施策が進行中であるとの認識が共有された。
最後に、報告第19号では、住居番号設定業務における誤りから損害賠償の額が決まり、その過程が概要として説明された。今回は数々の議案に市議や市民が注目し、今後の進展が期待される。