令和元年第3回防府市議会定例会が9月2日に開会され、市長の行政報告が行われた。報告では、災害対策や公共施設の災害補強計画、交通政策の進販、そして地域振興の取り組みが取り上げられた。特に、交通政策に関しては、地域公共交通の再編計画が示された。国の認可などにより、バス路線の再検討も課題視されている。
市長の池田豊氏は防災についても言及し、記念行事を行ったことを報告。さらに、新庁舎建設についての進捗状況や市民参加の重要性も強調された。また、上山満之進翁の生誕150年を祝う事業も紹介された。
次に、総合交通体系調査特別委員会の山田耕治特別委員長が中間報告を行った。特に、地域公共交通の路線再編案に関する質疑も行われたが、自由ケ丘地域のタクシー運行についての意見が多く挙げられた。
人権擁護委員に関しては、池田市長から人権擁護委員候補者の推薦についての説明があり、道徳的教育の強化や人権意識啓発の重要性についても触れられた。
一方、防府地域振興株式会社の経営報告では、収入の減少が発表された。議員からは、駐車場事業に対する具体的な改善要望が寄せられた。
決算関連では、一定の黒字を計上したことが報告され、今後の財政健全化についても議論が進められた。特に、健全化判断比率が安定していることを受け、効率的な業務運営が求められていることが強調された。
議会では、様々な議案が審議され、それぞれ可決された。特に、市民の生活に直結する条例改正や補正予算がスムーズに推進されることが確認された。市民生活に寄与するための取り組みは、引き続き強化される見込みである。