令和元年12月2日の防府市議会定例会において、新庁舎建設計画について議論が行われた。市長の池田 豊氏は、庁舎建設は市の施策及びまちづくりの基本であり、行政ゾーンの形成や耐震強化が急務であると強調した。
肝心の今津 誠一議員が新庁舎建設計画の問題点を指摘した。彼は、防府市ファーストでなく、県や他の行政機関の意向が優先されている計画であるとの懸念を示した。また、庁舎敷地内に複数の行政機関の施設が建設されることに対して、地域住民のニーズに合わない計画だと批判した。特に、庁舎の北側には将来予定される警察署が含まれ、その結果市民の安全や快適性が損なわれる懸念がある。
さらに、今津議員は、新庁舎計画の防災機能や公共性についても疑問を呈した。彼は、庁舎の平面駐車場が大半を占めることで、防災活動が損なわれる可能性を指摘した。池田市長は、避難所としての機能を強化するための設計を行い、地域の安全を守る方針を明言した。
交通マナーの向上問題について、山田 護治議員は最近増加する交通事故の原因分析及び、特に若者の無免許運転や飲酒運転の減少を取り上げ、地元の取り組みを強化する必要性を訴えた。市は、交通安全教室やキャンペーンを通じて啓発活動を続ける意向を示した。
防災意識の社会構築についても言及があった。業務の多岐にわたる民生委員・児童委員の現状と負担軽減策が求められた。特に、家庭訪問等の負担を軽減するための方法が検討される必要があるとし、市も自治体と連携してこの課題に取り組む姿勢を示した。
この議会では、新庁舎建設の方向性、地域防災の強化、交通ルールの周知など、多くの重要課題が提起され、今後の市としての方針が問われた。市長は、各問題の解決に向けて連携と対応策を迅速に検討していくと述べた。