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消防団員の処遇改善、来年度予算編成について議論

令和3年第5回防府市議会では、消防団員の処遇改善や来年度予算編成が議論され、地域の防災力強化に向けた具体的な取組が紹介された。
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令和3年第5回防府市議会定例会が12月7日に開催され、議員から様々な質問が行われた。特に、消防団員の処遇改善に関する議論が注目を集めた。

石田 卓成議員は、消防団員の減少について問題提起し、国が示す基準額に基づいた報酬引き上げが求められていると指摘した。消防団は地域防災の中核を担っているが、団員の減少と高齢化が進む中で、若年層の取り込みが急務だと述べた。市長の池田 豊氏は、消防団員の処遇改善が若者を魅了する上で重要であるとし、運営費補助を新たに設け、年額報酬の引き上げに取り組む考えを示した。

また、来年度の予算編成に関する質問では、具体的な計画や見通しについて説明があった。市長は、厳しい財政状況であるものの、「輝き!ほうふプラン」に基づいた施策を確実に進める方針を強調した。特に、感染症対策や経済対策にもしっかりと取り組む姿勢が示された。

さらに、空き家問題について、久保 潤爾議員が所有者不明の空き家に対する管理策の強化を求めた。市長は、地域の安全・安心を守るため、空き家対策にはしっかりと取り組む考えを示し、相続財産管理人制度の活用を協議するとした。特に、所有者不明の空き家が特定空き家に成り得る危険性がある中、迅速な対応が求められる。

生涯学習施設については、松村 学議員が利用改善策を質問した。市長は、新たな生涯学習の拠点施設を整備し、市民が様々な体験を通じて学ぶ環境を提供する考えを示した。また、体育館や公会堂の利活用も促進していく意向を示し、地域の文化力向上に寄与するとした。

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議会名令和3年第5回防府市議会定例会
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