令和元年第2回防府市議会定例会が令和元年6月18日に開催され、消防団や防災機能を備えた公園設置に関する質問が取り上げられた。消防団は地域の安全を守る重要な役割を果たしており、その活動環境の改善が求められていることから、消防団応援事業が4月から開始された。現在、登録店舗は3店舗にとどまり、さらなる協力を呼びかけている。また、活動に伴う事務的経費の問題もあり、各分団が必要な支出に対して制約を受けている現状が報告された。地域住民の意向を反映するため、各分団の要望に応じた経費を精算するとの方針が示され、消防団員が置かれている厳しい環境への配慮が求められている。
一方で、右田地域での子どもが安心・安全に遊べる環境の整備が求められ、特に防災機能を備えた広場や公園の設置が要望されている。市長は、防災対策が重要される中での地域公園の整備の必要性を認識しており、さらなる検討を進める考えを述べた。既存の計画の中で、公園の役割を見直しつつ、周辺地域住民の意向にも配慮して弾力的に対応する姿勢が示された。
この後、国民健康保険制度についても議論が展開された。加入世帯が年々増える中で、均等割額や負担軽減策が重要なテーマとなっていることが確認された。市長は、国において子どもの均等割の軽減制度を設ける必要性を訴え、保険料負担が高い現状に理解を示すコメントがあった。
公契約条例に関する質問では、全国的に広がる動向に踏まえ、市としての検討状況が説明された。市内の情報公開条例についても、請求権者を「何人も」とする改定の必要性が強調されました。今後、これらの課題が、市民の声を反映しつつ、より良い市政の実現に向けて進められることが期待される。