令和2年第6回防府市議会定例会が12月8日に開会し、新型コロナウイルス感染症対策や行政報告が行われた。市長の池田豊氏は、コロナ対策として、地域外来や検査センターを設置し、高齢者向けの新たな体制を整備していると述べた。
新型コロナウイルス感染症に関して、全国的な感染増加に対し、累計で400人以上の感染が確認されていることも報告された。本市でも感染者が増加しており、観光イベントも感染対策を徹底しながら開催している。
また、教育関連として、小・中学校へは早期にタブレット端末を配備し、授業での活用が開始されている。経済対策について、市は防府商工会議所と協力し、プレミアム付商品券の発行や中小企業者に対する支援を行うことを明言した。市民からの寄付金による図書備品の整備も進められている。
一方で、各種委員会の選任についても承認されており、防府市監査委員には田中敏靖氏、教育委員会には小松宗介氏が再任された。新たに、固定資産評価審査委員会の委員選任も行われ、村武俊宏氏らが選任された。
このほか、令和2年度一般会計補正予算には、コロナ対策や農家への支援が盛り込まれており、特別会計の補正予算も議題にのぼった。市議会では、議案はおおむね可決され、今後の市の動向についての注目が高まっている。